「迷い」というのは、弱さじゃないんだ。

こんにちは、Kenです。

前回、僕が新しく出版した

『迷いを「消さず」迷いを「活かす」――真実のセルフリーダーシップ術』

についてご紹介しました。

今日は、もう少し深く、この本を書こうと思ったきっかけをお話ししたいと思います。

僕たちは、生きていると毎日のように決断を迫られます。

仕事の場面だけじゃない。

家庭でも、プライベートでも、人との関わりの中でも――。

でも、そんなとき、

「これでいいのかな」

「本当に間違ってないかな」

と迷うことってありますよね。

そして気がつくと、

「こんなに迷ってる自分って、ダメなんじゃないか」

「もっと強く、もっとスマートに決められないとダメだ」

そんなふうに、自分を責めてしまう。

僕も昔はそうでした。

迷うたびに、自信を失っていました。

「できる人」ほど迷わないように見えて、

「自分はダメだ」と思い込んで、苦しかった。

そんなときに出会ったのが、

インドの古典『バガヴァッド・ギーター』でした。

ギーターの主人公アルジュナは、戦場のまさに最前線で、

武器を持ったまま、膝から崩れ落ちます。

迷い、葛藤し、動けなくなってしまうんです。

この場面を読んだとき、僕は衝撃を受けました。

ああ、「迷う」というのは、弱さじゃないんだ。

むしろ、「本当に大切なものを守りたい」と願うからこそ、人は迷うんだ。

そう思った瞬間、自分自身がすごく軽くなったのを覚えています。

今回の本は、そんなギーターの教えをベースにして、

現代を生きる私たち――特に、

「リーダーシップを求められるけど、自信が持てない」

「周りの期待と、自分の気持ちの間で揺れている」

そんな方々に向けて書きました。

しかも今回は、マンガ＋解説形式にしています。

難しい言葉や専門用語を使わず、

主人公・真美という一人の女性が、迷いながら成長していくストーリーを通して、

自然と自分のことのように読んでもらえるよう工夫しました。

迷いながらも一歩を踏み出す。揺れながらも、

自分の軸を取り戻していく。

そのプロセスを、きっとあなた自身と重ね合わせながら読めるはずです。

次回のブログでは、さらに

「なぜ、いまギーターが現代人に必要なのか」

についてもお話ししようと思っています。

少しでも気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

👉 Kindle版はこちら：https://amzn.asia/d/b3ZE1qS

それでは、また！

Ken