「集中できない」は意志が弱いからではない|ヨガ・スートラから学ぶ、本当の集中瞑想
- Ken

- 8月12日
- 読了時間: 6分

「瞑想をしても、すぐに雑念が出てしまう」
「集中しようとすると、逆にいろいろなことが気になってしまう」
「頭を空っぽにしようとしても、全然できない」
瞑想を始めた方から、こうした声を聞くことがあります。
でも、そもそも私たちは「集中する」ということを少し誤解しているのかもしれません。
集中とは、心を完全に止めることではありません。
このことを、とても分かりやすく教えてくれるのが『ヨガ・スートラ』です。
揺れるコマは、なぜ止まって見えるのか
今回、新しいnote記事を公開しました。
『揺れるコマは、なぜ止まって見えるのか——ヨガ・スートラが説く「集中」の正体』
note記事はこちら
記事の中では、『ヨガ・スートラ』第1章32節を中心に、
・なぜ私たちの心は揺れるのか・
・「集中する」とは本当は何をすることなのか
・ヴリティ(vṛtti)とは何なのか
・ヨガと仏教の瞑想にはどんな共通点と違いがあるのか
・古代インドの智慧を現代の生活にどう生かすのか
といったテーマを取り上げています。
タイトルにある「コマ」を想像してみてください。
軸が定まらず、ぐらぐらしながら回っているコマは、大きく揺れて見えます。
ところが、勢いよく回転して軸が一点に定まると、
コマはまるで止まっているように見えます。
でも、実際には動いています。
動きをなくしたから安定したのではなく、軸が定まったから安定している。
私たちの心も、これとよく似ています。
まずは8分間、「集中」を体験してみてください
今回、note記事とあわせて、YouTubeに8分間の集中瞑想も公開しました。
8分間の集中瞑想
難しい瞑想ではありません。
雑念をなくそうとする必要もありません。
心が別のところへ行ったことに気づいたら、
もう一度、瞑想の対象へ戻ってくる。
また離れたら、また戻る。
離れる。気づく。戻る。
この繰り返しです。
実は、この「戻る」という行為そのものに、
瞑想における集中の大切な意味があります。
ぜひ8分だけ、実際に体験してみてください。
そのあとにnote記事を読むと、
『ヨガ・スートラ』が語っていることを、
知識だけではなく自分自身の経験として理解しやすくなると思います。
なぜ今、私たちに瞑想が必要なのか 集中瞑想
現代の私たちは、かつてないほど多くの情報に囲まれています。
スマートフォンを開けば、SNS、ニュース、メール、メッセージ。
一つのことをしていても、通知が来れば意識はそちらへ移ります。
さらに私たちの頭の中にも、
「明日は何をしよう」
「あの人に言われたことが気になる」
「仕事を終わらせなければ」
「SNSを確認したい」
と、次々に思考が現れます。
だからこそ、これからの時代には自分の注意をどこへ向けるのかを自分で選ぶ力が、
ますます大切になるのではないでしょうか。
そのトレーニングの一つが、瞑想です。
瞑想は「何も考えない練習」ではない
瞑想というと、
「無になる」
「雑念をなくす」
「頭を空っぽにする」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、瞑想の大切な部分はそこではありません。
心がどこへ行ったのかに気づく。
そして、自分が選んだところへ戻ってくる。
また離れたら、また戻る。
その繰り返しによって、少しずつ心の「軸」が育っていきます。
これは瞑想している時間だけの話ではありません。
仕事でも、人間関係でも、私たちはさまざまな刺激に反応しています。
誰かの一言に腹を立てる。
SNSを見て不安になる。
未来を考えて心配になる。
過去を思い出して後悔する。
その瞬間に、
「今、自分の心に何が起きているのだろう?」
と気づくことができる。
そして、反射的に反応するのではなく、自分の行動を選び直す。
瞑想は、こうした「気づく力」を育てていく実践でもあります。
ヨガを教える人にこそ、瞑想を学んでほしい
そして私は、ヨガを教えている方にこそ、
瞑想を深く学んでいただきたいと思っています。
ヨガは、ポーズだけではありません。
身体を整えることも大切ですが、
自分の心を観察し、自分自身を理解していくこともヨガの重要な部分です。
『ヨガ・スートラ』を読めば、そのことはよく分かります。
アーサナの技術だけではなく、瞑想や哲学を自分自身で経験することで、
ヨガの伝え方そのものも変わっていきます。
だからLivewell Instituteでは、さらに深く学びたい方のために、二つの学びをご用意しています。
① 瞑想を実践し、人に伝えられるようになる「マインドフルネス瞑想講師養成講座」
瞑想を本当に理解するためには、知識を学ぶだけでは十分ではありません。
まず、自分自身が実践者になること。
そのために、この講座では90日間の実践に取り組みます。
毎日20分×2回の瞑想を続けながら、
自分の心を観察し、瞑想とマインドフルネスについて体系的に学んでいきます。
単に「瞑想の誘導方法」を覚えることが目的ではありません。
自分自身が瞑想を経験し、その経験を人へ伝えられる講師になることを目指します。
「瞑想をヨガクラスに取り入れたい」
「瞑想をきちんと体系的に学びたい」
「自分自身の心ともっと深く向き合いたい」
「瞑想を教えられるようになりたい」
という方におすすめです。
マインドフルネス瞑想講師養成講座
② 身体・哲学・瞑想からマインドフルネスを深める「RYT300」
さらにヨガそのものを深く学びたい方には、
RYT300をおすすめしています。
私が考えるマインドフルネスは、
静かに座って瞑想することだけではありません。
身体を動かすこと。
自分の身体を感じること。
呼吸や感覚に気づくこと。
哲学を通して、自分自身を見つめること。
そして、日常そのものを意識的に生きること。
こうしたものすべてがつながっています。
RYT300では、Bowspringをはじめとする身体の実践、
マインドフルネスヨガ、タントラ哲学、最新の筋膜解剖学、
そしてヨガ講師としてのティーチングスキルなどを学んでいきます。
RYT200を修了して、
「ポーズを教えるだけではない先生になりたい」
「ヨガ哲学をもっと深く理解したい」
「身体と心の両方からマインドフルネスを学びたい」
「ヨガ講師として、もう一段階成長したい」
という方には、こちらがおすすめです。
RYT300について
心は、止めなくていい
最後に、もう一度「コマ」の話に戻りましょう。
美しく回転するコマは、動きを失ったから安定しているわけではありません。
動きながら、軸が定まっているのです。
私たちの心も同じなのかもしれません。
考えない人になる必要はありません。
雑念がまったく出ない人になる必要もありません。
心がどこかへ行ったことに気づいたら、戻る。
また離れたら、また戻る。
大切なのは、心を止めることではなく、
自分がどこへ心を戻すのかを知ること。
まずは8分間の集中瞑想を体験してみてください。
そして、今回のnote記事で『ヨガ・スートラ』が説く「集中」の意味を、
もう少し深く探ってみてください。
8分間の集中瞑想を体験する
note『揺れるコマは、なぜ止まって見えるのか
——ヨガ・スートラが説く「集中」の正体』を読むhttps://note.com/nkenta/n/n1bbcfdbf9023
そして、「もっと瞑想を深く学んでみたい」と感じた方は、
次のステップへ進んでみてください。
マインドフルネス瞑想講師養成講座
RYT300
ヨガを「する」ことから、ヨガを「理解する」ことへ。
そして、自分自身の経験を、誰かに「伝える」ことへ。
その先には、ポーズだけでは見えてこなかったヨガの世界が広がっています。
ではまた。
Ken




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